いよいよ3月26日(土)27日(日)名古屋能楽堂にて『桃山の美とこころ』特別展覧会を開催致します。仁和寺御所蔵の信長公、秀吉公の朱印状を公開させて頂くにあたり、岡山、倉敷市の遍照院御住職大原英揮師にバイオリンを演奏していただきます。御僧侶による西洋音楽の演奏からこの度の展覧会開催を考えました。
今や世界が大きな転換を内面から要求している現実に直面し、次の時代はいかなる時代であるのか、その時代の原理は何であるのか。私たちは近代の形成者であった西洋をもっとよく、根底から理解する、他方で東洋の伝統を更ためて深く見返していく時代にあることに気づかされます。転換の時代に生きる我々は、好むと好まざるとにかかわらず、その探求を避けるわけにはいかない時にあるように思います。
多くの皆様のお運びをお待ちしております。
コロナ禍にあり、動画や写真の役割を見直したい人は多いのではないでしょうか。
「アイハセ」のハセルは、心が動くことを言います。言葉が心を誘導し、「ハセル」と、口にすると胸がざわつきます。わくわくする。明日への期待のような感覚かもしれません。とてもいいものです。いいものにしたいという願いもあります。今、私たちは「アイハセ」を希望の言葉のように使い、明日につなぐ今が、まず素敵であって欲しいと思っています。
今の美しい一瞬、今の一瞬の連続をこだわることにより、それが永遠に人の心に遺っていくものになる。そんなことを考えていると、多くの人の展覧会のその一点ずつがどれも宝物に見えて大切にじっくり見たくなります。
見るものが、写真や動画を通して撮るものの差し出した世界に迷い込む。そんな感覚に浸りたいと思います。
歴史と芸能文化の研究者、小説家、芸能者のお話と、文化遺産の映像から、私たちの地域の魂を知ることができます。
本編は2020年3月に予定していた事業を中止し、制作した映像です。
すべてがつながっているということを、じっくり感じながら生きると
文化になる。でもそれは、その時は全くわかっていない。
一生懸命、正しくいきたいと思うことを、壮大と思わず、当たり前と思い、
でもただ、つながるのでは不充分です。自分も実行することが大切です。
実行もただ従っているのでは不充分です。
真意を求めながら伝統を実行し、正しいことを
先人から学ぶ人達の集まりです。